【社員インタビュー第4回】育児休業を経て~目指すはワーク・ライフバランスを実現させるコールセンター
お仕事を探すにあたって、「どんな人が働いているんだろう・・?」という点は気になる一つですよね。
社員インタビュー第4回目は、オペレーターさんから「とにかく優しい!」と絶対的な信頼と定評のある社員管理者、F.Oさんにお話しを伺いました。
お二人のお子さんのお父さんでもあるF.Oさん、育児休業の取得の経験から、「ワーク・ライフバランス」をより実感できるようになったというお話しを聞くことができました。
「妻に”子供はもうこりごり”という思いをさせたくない!」強い意志で臨んだ育児休業
ー最初に育休を取得されたのが2015年ということで、男性が育児休業を取得することがまだ浸透していなかった時期かと思うのですが、取得を決断されたきっかけはありますか?
ワーク・ライフバランスの専門家の書籍や講演に感銘を受けたこと、夫婦ともに実家が遠く妻がワンオペ育児にならぬようにしたかったこと、先輩夫婦が1年以上の育休を取得されていた前例があったことなどがきっかけです。
ーワーク・ライフバランスの専門家ですか。具体的にどんな内容に感銘を受けたのですか?
そうですね、特に、「”女性の社会進出”は進んでいるのに、”男性の家庭進出”は進んでいない」というテーマが印象に残っています。
ーたしかに、”男性の家庭進出”というフレーズはあまり聞かないですね。
「育児が大変過ぎて、子どもはもうこりごり・・」となってしまうケースがあることを講演の中で知り、妻にはそういう思いをさせたくないという気持ちがあり、第1子のときは約8か月、第2子のときは約6か月の育休を取得しました。
ー育児休業を取るにあたり、周囲の反応はどのような形でしたか?
第1子が生まれた当時は、まだ男性の育休が珍しかったこともあり「皆が困らないようにできるならいいよ」というような条件付きな雰囲気はありました。
チームメンバーへの引継ぎには可能な限り気を配って育休に入りましたが、育休中の職場のことは心配でした。
ーお一人目の時は、まだ完全に理解があったわけではなかったのですね。
そのような中で約8か月も間も現場を離れるとなると、相当の覚悟は必要だったのではないでしょうか。
そうですね、やはり不安なこともありましたが、「仕事の代わりはいても父親の代わりはいない!」という、強い信念をもって育休に入りました。
第2子の時には、条件付きな雰囲気は無くなり、男性の育休が浸透してきたんだな・・と感じた記憶があります。
育児の合間にリスキリング ~ キャリアを止めずスキルアップのチャンスに活かす ~
ー結果的に時代の流れに沿った判断だったということになりますね!
育休中はどのように過ごしていましたか?
長期間帰省したり旅行にも行きましたが、基本的には育児や家事に追われながら過ごしていました。
疲れ果てて子どもと一緒に夜9時に就寝・・など、育休前とは全く異なる生活時間をしていましたね。
一方で、子どものお昼寝中などの隙間時間にリスキリング(※業務上で必要とされる新しい知識やスキルを学ぶこと)にも取り組みました。
-リスキリングですか!具体的にどのような内容ですか?
イッツコムではメディア系の部署があるので、そういった部門で活かせるような知識の習得に挑戦したく、主に”著作権”に関する国家資格や、民間資格を取得しました。
生後3か月目くらいから、少しずつ夜泣きが落ち着いてきて、自分の睡眠時間も安定してきた頃合いに、隙間時間を見つけて勉強を行っていました。
ー子育てに追われながらも自己啓発の時間も捻出していたとのことですね!
長期休業期間を経ての育休明けで、不安なことはありましたか?
やはりブランクがある分、知識やスキルなどを取り戻せるかどうかの不安はありました。
ただ、いざ復帰をしてみると目まぐるしく業務をこなす中で自然に取り戻していけましたし、育休中に育児や家事を能率的にこなすことを意識していたことが、”仕事の段取り”にも活かせるようになったような感覚がありました。
書籍や講座で感銘を受けた「ワーク・ライフバランス」の考え方について、より実体験をもって理解が深まったと思います。
時には意見のすれ違いもあり!そんな時に家庭で活きるコールセンター心得とは?
ー現在はご夫婦でどのような分担で育児とお仕事をされていますか?
料理を妻が、掃除や洗濯を私が担う傾向はあるものの、あまり分担を意識せず夫婦で力を合わせています。
以前は妻のオフィスが遠かったため、保育園の送りは私、お迎えは妻といった分担でした。現在は妻のオフィスが近くなり、妻が送る日が多くなり、反対に妻の帰りが遅くなったり私がお迎えに行くといった頻度も増えました。
子どもをお風呂に入れたり、ご飯を食べさせたり、学校や習い事の宿題、歯の仕上げ磨き・・など、やることは毎日山積みではありますが、お互いの仕事の状況もみながらその時できる方が担当する、といった形で夫婦で力を合わせています。
ーお互いが仕事と子育ての大変さを分かりあえていることで、自然と分担ができている雰囲気が伝わります!
奥さまもとても心強かったと思うのですが、実際のFOさんの育児や家事については何か言われたことなどありますか?
妻からは私が育休を取ったことは、「とても良かった」と言ってもらえています。
”もう育児はこりごりだ…という思いをさせたくない”ということで、自分も取り組んでいたこともありましたので、妻の方から「二人目の子どもが欲しい」と言われた時は自分の選択も間違えていなかったんだ、と本当に嬉しかったですね。
ーそれは嬉しいことですね!なんだか奥さまにも、認めてもらえたような!
あ、でも、妻の求める家事育児のクオリティに追いつかず、注意されることもしばしばあります(笑)
ー家事や育児については、ご夫婦で異なる点が出てきますよね(笑)
「一生懸命やっているのに!」とついつい腹を立ててしまったり、譲れないことなどが出てきたりしないのですか??
そうですねぇ、時にはそういう風に思うこともありますし、子育ての考え方について妻と意見がすれ違うこともあります。
ただ、コールセンターでの「お客さまの立場に立って考えよう」という心得に則り、妻の意見も尊重できているのかな、と思っています(笑)
ーお互いに意見を伝え合って尊重し合える関係は、仕事でも家庭でも大切なスタンスということですね。
ちなみにお一人で息抜きするお時間は取れていますか??
はい!サウナにハマっていまして、休日にしばし一人の時間を満喫しに行っています!
■FOさんの”サ活”時の持ち物一式■
筋トレサウナニキさんもおっしゃっていたとおり、”ととのう”ことでリフレッシュできていますよ~
▼筋トレサウナニキの記事は下記から★
育休経験を経てオペレーターさんたちに伝えたいこと
ーところで、「ワーク・ライフバランス」の考え方についてより理解が深まったとのことですが、具体的にどういうことですか??
ワーク・ライフバランスを【仕事よりも家庭を優先する考え方】のように誤解する人も少なくありません。
実は私も誤解をしていた一人です。
しかし、生産性高く働きライフを充実させ、ライフでのインプットや着想をワークでの高いアウトプットに活かし、充実したワークがライフをさらに充実させる、といった好循環を回すのが本来のワーク・ライフバランスだということを知り、目からうろこが落ちました!
せっかく学んだことを活かしたく、育休でも実践をし、ワーク・ライフバランスについてより理解を深めることができました。
ーたしかに、育休中にも資格取得に励んだり、効率化をより意識するようになったという点で、ライフがワークに活きていますね!
逆に、先ほどの「お客さまの立場で考えよう」というワークの思考を取り入れることが、ご家庭の平和に活かせているということですね!
はい、なんだかうまくまとまりましたが、そういうことだと思います(笑)
ーコールセンターでは、小さなお子さんがいらっしゃる方からご応募を頂くことも多いのですが、そういった方にお伝えできることってありますか?
イッツコムは、女性はもちろん、私のように男性管理者であっても自らの育休の経験を経て、育児と仕事の両立の大変さに理解のある社員は多いです。そのため、育児における必要な配慮を受けながら働く環境も整っていると思います。
もちろんコールセンターで働くアルバイトのオペレーターさんも同じです。
お子様の行事でのお休み希望や、発熱などやむを得ない事情での突発的なお休みに対しての理解もかなり浸透していると思います。不安なことや、配慮してほしいご希望などがありましたら、安心して面接時に伝えてもらってよいと思います。
ーF.Oさんが、主婦層で構成されているチームで皆さんの信頼を得られているのも、本当の意味で「ご家庭との両立の大変さ」を理解をしてくれている感じが伝わるのではないでしょうか。
皆さんにそう思って頂けていると、よいのですが(照笑)
ただ、育児中だからと言って仕事の責任が軽くなるわけでは無いという点は間違えないようにしています。
育児中の人にも育児中でない人にも、業務が偏ることがない公平さも大切だと心がけてセンターの運営に取り組んでいます。
引き続き、多様な人材が活躍できるコールセンター目指して取り組んでいきたいと思っています。
今回インタビューを通じて、F.Oさん自らアンテナを張って情報取集し、ご自身の価値観でキャリアを考えていく姿勢の大切さを垣間見ることができました。
”優しい”だけではなく、ご自身の経験や学びによる筋の通った考えをお持ちの一面があるからこそ、チームメンバーからも頼れる管理者として信頼を得られているのかもしれませんね!
F.Oさん貴重なお話しをありがとうございました!
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